中札内美術村(*ご注意/毎週水曜休館)では、今年度の企画として、2つの企画展が開催中です。
1つは、「柏林」を会場とする「北の大地ビエンナーレ受賞作家展」(中札内村企画)で、中札内村が所蔵する第1回展から第10回展までの受賞作品とその作家の近作を同時に鑑賞できる仕組みです。
私も、1996年開催の第1回展で20号の油彩画「アリスの風景」が受賞したことから参加。近作としてダイモテープによる作品「! WAS BORN.」(6点組の1点)を出品しています。
全く素材の異なる2つの作品のかねあいが心配でしたが、会場に立ってみますと、さほど違和感がなく収まっていましたので、表現方法(手段)は異なっても、また20年という年月の隔たりがあっても、制作意図(姿勢)という点では、根底でつながっていることを実感した次第です。
展覧会は前期と後期に分かれていて、私の作品は7月31日(水)までご覧いただけます。
中札内美術村に出掛けましたなら、どうぞ、「柏林」を覗いてみてください。
もう1つは、「北の大地美術館」を会場とする「二十歳(はたち)の輪郭ー二十歳の自画像コンクール」(六花亭製菓主催)です。
全国から寄せられた161点の自画像がずらりと並んでいます。
2019年度(今年の4月2日から来年の4月1日までの間)に20歳の誕生日を迎える若者の姿は、様々なことを示唆しているようです。
この展覧会も8回目を迎え、私の中では毎年の楽しみとしてすっかり定着しています。
2つの展覧会とも無料で、中札内美術村が冬期休業に入る前の10月20日までです。