書籍と資料の贈り物 |
釧路湖陵高校の同窓(後輩)であり、印刷会社・藤田印刷の代表取締役社長である 藤田卓也さんからの書籍2冊と貴重な資料の数々です。
書籍は、出版後の反響が大きく、俳句界では異例の増刷を重ねている大道寺将司さんの句集「棺一基」(太田出版)と、 佐々木美智子さんの岩本茂之さんの聞き書きによる「新宿、わたしの解放区」 (寿郎社)。
後者の印刷・製本は、藤田印刷が手掛けています。
句集「棺一基」については、序文と跋文を出版を勧めた辺見庸さんが書いているのですが、同じく高校の同期の太田昌国さん(「鏡のなかの帝国」「チェ・ゲバラプレイバック」、蓮池透さんとの共著「拉致討論」など著書多数)より、昨年の出版と同時に送っていただいていたのでした。
読み終えた後、この沈んだ白にグレーの帯の浮き世を拒絶した装丁の句集のあまりにも重い内容に、ずっと机上に置いたまま、思いをなかなかまとめられず、言葉を口にも出来ずにいたのでした。
そういう意味で、私の心のタイミングを計ったような何とありがたい贈り物だったことでしょう。
そして、「新宿、わたしの解放区」は、今年読む1冊目の本として、ていねいに読み込みたいと思うのです。