村中哲太郎さん訪問 |
村中さんは、1995年(昭和30年)から昨年3月に閉店するまで、57年間にわたって十勝管内の幼・小・中・高・短大などの学校アルバムの制作に携わってこられた方です。私が勤務していた帯広北高校も(アート活動に専念したいとの思いから50歳で退職)、村中さんに学校アルバムをお願いしていましたから、学校行事の都度にクラスの生徒や美術クラブの生徒と一緒に写真を撮っていただきました。懐かしさがつのります。
閉店後以降、これまでのアルバムや写真などの膨大な資料を整理、店舗跡に準備中の「すずらんカメラ資料室」を見せていただきました。
村中鉄太郎さんと、半世紀にわたって愛用してきたカメラの陳列棚
お話を伺いながら資料を手にし、改めて資料の大切さを実感した2時間余でした。
しかし、これらの資料には個人情報が絡み、十勝支庁や帯広市の教育委員会と相談中ということですが、一般公開は難しいとのことです。今の世の中では仕方のないことかもしれませんが、そうした世の中に対して複雑な思いを抱いて、帰路についたことです。